こんにちは、ミークのミドリです。
今回は、ショップでもメインで扱っているクロコダイルを筆頭に
「エキゾチックレザー」と呼ばれる皮革のお話です。
エキゾチックレザーとは、一般的な皮革と違い、
クロコダイル、パイソン、オーストリッチ、
リザード、スティングレーなど、
特殊な皮革のことを表す総称です。
希少性が高く、高価なプレシャスレザー。
クロコダイル
クロコダイルと呼ばれるワニ革は、
主にスモールクロコ、ナイルクロコ、ラージクロコ、
サイアムクロコ(シャムワニ)の4種類だけ。
まさにワニ革の最高峰といえます。
クロコダイルの特徴は、なんと言っても丈夫。
年月を経ると共に、独特の風合いが増してきます。
通常、牛革などの革は、製品の角やヘリが擦れて下地が見えてきたりしますが、
クロコダイルはほとんどそのような劣化はありません。
ただただ、艶が増し”味”が出てくる。そんな革です。
パイソン
=蛇ですね。
”ダイヤモンドパイソン”が有名です。
白黒の模様がダイヤモンド柄に似ていることから、この名前で呼ばれます。
カラーパイソンは、染色しているものです。
パイソンは、うろこが独特の特徴です。
よく”うろこが立つ。”と言いますが、うろこの端がめくれているような状態。
でもこれは、革そのものの特徴で、
通常、そこから表面がはがれてきたりすることはありません。
革は薄く(当たり前ですね・・^^;)、軽い!
仕上げがツルッとしているグロス加工から、しっとり滑らかなマット加工まで、様々。
ちょっと見、ハードな印象ですが、すっごくお洒落。
白黒のトーンが気になる方は、カラーパイソンもいいですよ♪
ガルーシャ(スティングレイ)
英語でスティングレイ、仏語でガルーシャと呼ばれ、
アカエイの革を加工したものです。
スティングレイの特徴である、白い斑模様の部分は、
光を感知する器官で、”第三の目”、”神の目”と言われています。
アジアでは、幸運の"ラッキーフィッシュ"と親しまれています。
そして日本でも、古くから所縁のある革なのです!
美しさや耐久性の高さから
1000年以上の昔から、刀の柄や兜などの
武具の装飾にも使われてきました。
革の表面は、カルシウム。
なんと、人間の歯と同じ成分です。
そのため100年、200年もの耐久性があると言われています。
ガルーシャの革は、革の中でも一番!耐久性があります。
発色もキレイで、しかも退色もほぼしない。
海を泳ぐエイの皮をなめして使おう!と考えた人を尊敬します。^^
←エイって感じ。分かりますか~?
以前は、ゴツゴツとした表面のものが多かったのですが、
今は、グレージング(磨き)をかけて、表面をつるつるに加工しているものも多いので、
クセもなく、上品な佇まい。。
カラーリングがキレイなので、女性にも人気です。
こんなバングルにしたり。
エイ革のもうひとつの特徴は、水分に強い!汗にも強いんです。
だから、バングルで使用しても安心なのですよ。
小物はいいのですが、大物になると・・・
重い。。
唯一のデメリットでしょうか。^^;
まだまだ希少レザーの種類はあります。
長くなるので、②に続きますー。